ナンバー2に依存していませんか? 属人化と引き抜きリスクが会社を壊す
- AI megastep
- 9月19日
- 読了時間: 4分
更新日:9月22日

1.頼もしさの影に潜む危険
「ウチには頼れるナンバー2がいるから大丈夫」――本当にそうでしょうか?
経営者にとって、右腕となるナンバー2の存在は心強いものです。
現場を仕切り、社員をまとめ、社長の見きれない部分を担ってくれる。
しかしその「頼もしさ」が、会社を人質に取る“危険”に変わる瞬間があります。
私自身、ナンバー2に依存した結果、70人が一斉退職する事件を経験しました。

2.中学の同級生だったナンバー2
私の右腕は、中学時代の同級生。
不器用だけれど頭の回転が早く、仕事を覚えるのも速い。
何より「現場で圧倒的に信頼される男」でした。
最初は、私が先頭に立ち、彼が支える。しかし会社が大きくなるにつれ、私は経営に専念し、現場は彼に任せきり。
「彼に任せておけば大丈夫だ」そう思い込んだ結果、気づけば私は現場から遠ざかり
すべてをナンバー2が動かす会社になっていたのです。

3.頼もしさに甘えすぎて、私は「何をしていいのか分からない社長」へ
ナンバー2が現場を取り仕切り、社員を引っ張ってくれる。
私はその「頼もしさ」に甘えすぎました。
最初は安心でした。
しかし安心はやがて依存に変わり、私は現場を知らない「空っぽの社長」になっていきました。

気づけば、「何をしていいのか分からない社長」になっていたのです。
「それは違うんじゃないか」
「なんでそんなやり方をしているんだ」
自分では実行せず、口だけで指摘する存在。
そのうち社員の間に「社長は何もしていない」という空気が広がっていきました。
4.ナンバー2に依存する危うさ
ナンバー2もまた、不満を募らせていました。
「これだけ現場を回しているのに、利益は社長が持っていく」
「自分が頑張っているのに、正当に評価されない」
社長と社員は見ている景色が違います。
社長は「会社全体の存続」を背負うが、ナンバー2は「自分の努力への評価」を求める。
そのギャップが小さなひびとなり、やがて決定的な亀裂へ。
5.そして訪れた「70人退職」
リーマンショックで単価が下落し、資金繰りが厳しくなったとき。
私は「全員の給料を守るために単価を下げよう」と決断しました。
しかしナンバー2は現場でこう言い出したのです。
「社長は俺たちの給料を下げようとしている」
その瞬間、彼は「社員の味方」で、私は「悪者」。
結果――70人もの職人が一斉に辞めていきました。
机に突っ伏し、「もう会社は終わった」と思いました。
ナンバー2に依存することは、会社そのものを人質に差し出すことと同じだったのです。
6.ナンバー2の気持ちも理解できる
今振り返れば、ナンバー2の気持ちも理解できます。
「自分が動かしているのに、なぜ社長だけが評価されるのか」
「成果は自分のものとして認めてほしい」
「もっと正当に評価してくれる会社に行きたい」
優秀なナンバー2やエースほど、こう考えるのは自然です。しかも今は、大手や競合が声をかけてくる時代。「引き抜き合戦」が日常になっています。

7.解決策:仕組み化+AI+マーケ思考
属人化を壊す唯一の方法は、仕組みで会社を回すこと。
仕組み化:誰がやっても同じ成果を出せる流れをつくる
AI活用:知識や判断をAIに補完させ、再現性を高める
マーケ思考:社員一人ひとりが「相手目線」で考え、自律的に動けるようにする
これらを導入すれば、「ナンバー2やエースが辞めても会社は止まらない」 組織をつくることができます。
ツアー開催: 定期的に少人数制で行い、成果を出している企業のリアルをじっくり体感
申込方法: こちらのLPから詳細をご覧ください
参加費用: 3万円(4名まで 参加可能)で大幅な経営改革のヒントを得られるチャンス
一度見れば、「うちでもできるかも」と思えるはず。
その“最初の一歩”、一緒に踏み出してみませんか?
ナンバー2との関係が崩れると、会社は一夜で止まる
属人化は「社長の依存」と「ナンバー2の不満」で進行する
今は引き抜き合戦の時代。優秀な人材ほど流出リスクが高い
解決策は「仕組み化+AI+マーケ思考」
実際の方法はベンチマーク視察で公開中
👉 あなたの会社は、ナンバー2が辞めても持ちこたえられますか?
コメント